● はじめに
2007年6月、日仏社会保障協定が発効されました。、この2国間協定の目的は、2重加入の防止と、双方の年金手続きを簡略化する狙いがありますが、実際にはまだ円滑に手続きが進んでいるとは言えません。
フランスの年金はフランスの機関へ、日本の年金は日本の機関へ申請する方が近道です。
しかしながら、この日仏協定を上手に利用することで、年金受給額を増額できることも事実です。
このホームページでは、フランスの年金制度と日本の年金制度、日仏社会保障協定を正しく理解して、最適な形で日仏の年金が受給できるための方法を解説していきます。
● フランスにお住まいの方へ
日仏社会保障協定により、日本での年金加入期間がある方は、フランスの機関に申請をすることで、フランスの年金の受給額が増える可能性があります。
すでに年金を受給されている方でも、2009年5月までに申請すれば、年金額が再計算され、受給額が増える可能性があります。
● 元仏駐在員の方へ
日本からフランスへ駐在員等として派遣される方の数は年間500人にもなります。しかし現地に勤務しているとき、フランスの年金制度に加入していたことを知らず、日本に帰ってきてからも、フランスの年金を申請していない方も多いようです。
フランスの年金を受給できる条件としては、わずか3ヶ月フランスの企業等で働いているだけでよく、日本にいてもフランスの年金は受給可能です。
日仏社会保障協定により、日本の社会保険事務所でもフランス年金の受給申請を受け付けていますが、この方法ですと年金の一部しか受け取れないという欠点もあります。
このホームページでは、フランスの年金制度の仕組み、日仏社会保障協定、日仏年金の最適な請求方法を解説していきます。皆様にとりまして豊かな老後を迎えるための一助となっていただければ幸いです。
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